カナディアンカヌー基本:カヌーカヤック-カナディアン・シーカヤック・リバーカヤック入門
カヌーカヤック-カナディアン・シーカヤック・リバーカヤック入門   
ターンする

艇が前進している状態からのターンは、スイープ・ストロークとラダーの組み合わせで行なうのが一般的です。ふたりで漕ぐ場合、クロス・ストロークを使うなどといった方法も含めると、ストロークの組み合わせにはいろいろありますが、ここでは漕ぐ側を変えず、比較的簡単に行なえるパターンを紹介しましょう。前の人が漕いでいる側と逆方向へターンしたいときは、前の人がスイープ、後ろの人がラダーという組み合わせでストロークします。逆方向に曲がりたいときは、前のひとがラダー、後ろの人がスイープと、逆の組み合わせになります。前後の役割は変われど、いずれも、一方が舵をとり、もう一方が推進力を失わないようにストロークを続ける方法です。推進力が失われれば、舵はまったく効かなくなります。ラダーは前へ進んでいるからこそ有効なテクニックであることを覚えておきましょう。だから静水での練習においても、充分にスピードをつけてからターンを開始するようにしたほうが、ターンの原理を理解しやすいのです。シャープな弧を描くようにターンするには、やはり艇を回転内側にリーンさせることが必要になります。しかし、ふたりが逆の側を漕いでいる状態では、これはなかなか難しいことです。失速しない、スピーディーなターンができるようになるにしたがって、リーンにも意識を向けていきましょう。

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カヌー後退・回転の仕方

艇を後ろに進めるリバース・ストロークも、基本はカヤックと同じです。ブレードの裏側を使い、後から前へと押し出すようにストロークします。ふたりの息や力加減が合わないと、まっすぐ後退しないので、後ろのパドラーは時折、振り返って目標を確認するとともに、力を加減してまっすぐ進むように調整しましょう。艇を回転させるには、やはりカヤック同様、スイープ・ストロークを使うことが多いです。ひとり乗りの場合、ストロークと回転方向の関係はカヤックと同じです。ふたり乗りでは、前がリバース・スイープ、後ろがスイープをすれば前のパドラーのストロークしている側へ、前がスイープ、後ろがリバース・スイープをすれば、その逆に回転します。艇が大きい分だけ回転に要する力も必要となるので、しっかり水をキャッチし、確実にストロークを行ないましょう。グリップをみぞおちあたりにおいて、腕だけでなく全身を使って、できるだけ大きく漕ぎきるといいでしょう。ふたり乗りならではの回転技術は、ドロー・ストロークを使うものです。一回のストロークによる回転は小さいので、繰り返しストロークを行なうことで回転の度合いを調節しましょう。ドローの替わりにプライ(押し出す)ストロークを双方が行なうと、逆向きに回転することができます。

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カヌー一人漕ぎ

シングルブレード・パドルを使って、ひとりでカヌーを漕ぐ場合は、左右どちらか一方だけを連続して漕ぐことになります。持ち手を変えずに、逆のサイドを漕ぐ「クロス・ストローク」というテクニックもありますが、1ストロークごとに漕ぐサイドを変えるのは忙しすぎます。しかし、どちらか一方だけを漕いでいたのでは、艇が反対側へと曲がっていくのは当然です。そこで考えられたのが、ここで紹介するJストロークとスターンプライです。両者はいずれも一回のストロークの後半で、曲がろうとする力を補正しながら漕ぐ方法です。Jストロークではブレードの表側を使い、スターンプライでは裏側を使うという違いはありますが、最後はブレードを外に向かって押し出すように動かし、曲がろうとする艇の動きを抑えるようにします。ちなみにJストロークの名は、ブレードの軌跡のアルファベットのJの字に似ているところからついており、スターンプライはスターン(艇の後方)でプライ(押し出す)ストロークを行なうことから、こう呼ばれています。強くブレードを外に押し出すには、スターンプライのほうが力を入れやすいですが、ロスのない一連の流れるようなストロークにできるのはJストロークのほうです。どちらも一長一短ですが、まず自分がやりやすい方を身に付ければいいでしょう。

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ストロークの基本

ストロークの基本はカヤックと同じです。ブレードをしっかり水中に差し込み、艇と平行にまっすぐ引くのがポイントになります。パドルはできるだけ水面に対して垂直に入れるようにしたほうが、確実に水をキャッチできます。しかし、ただまっすぐストロークするだけでは、前後の人のストロークに力の差があるときなどは、どうしても力の弱いほうへと艇が曲がって進んでしまいます。経験者とビギナーの組み合わせであれば、まっすぐ進むように調節するのは後ろに座る経験者の役目になります。「Jストローク」や「スターンプライ」を使ったり、力加減を調節したり、あるいはストロークの長さを変えたりして、まっすぐ艇を進ませましょう。もちろん、ベストは前後ふたりともがJストローク、もしくはスターンプライを身に付けることです。ふたりのストロークの力がすべて推進力になるため、効率が格段に良くなるでしょう。

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カヌーの前進方法

カヌーでは、一般的に、ブレードがひとつだけのシングルブレード・パドルが使われます。持ち方は、片手で上部のグリップを握り、もう一方の手でシャフトを握るようにするのが基本です。左右どちらを漕ぐかによって持ち方は変わり、艇の右側を漕ぐなら右手でシャフトを、左側を漕ぐなら左手でシャフトを握ります。左右の握り手の間隔に決まりはないですが、極端に間隔が広かったり狭かったりすると、漕ぎ方に無理が生じます。慣れていくうちに、力を入れやすい、自分なりのベスト・ポジションが自然に身につくはずでしょう。ふたりで操船する場合は、前の人と後ろの人が違うサイドでフォワード・ストロークをすれば、艇はまっすぐに前に進んでいきます。ふたりで息を合わせ、同じリズムでストロークを行なうといいでしょう。

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艇を安定させる座り方

カヌーにはシートが取り付けられています。ここにただ座るだけでは、カヤックが腰の両側、両方の太もも、両足の計6点で確実なフィッテングを行なえるのに比べると、いささか心もとないものです。静水ではシートに座るだけでも問題はありませんが、流れのあるところを漕いだり、風のなかを漕いだりするには、艇をしっかり安定する必要があります。そのため、機敏な操作を求めるときには、シートに半分だけ腰を預けた状態で膝をつき、両脚でカヌーをホールドする座り方お勧めします。両足、両膝の4点で艇のリーンなどを操作するようにしましょう。膝をずっと艇の底につけていると痛くなってくるので、ニーパッドをしたり、底にフォーム材を貼り付けたりするといいでしょう。経験者とビギナーが乗る場合、経験者が後ろに乗るのが一般的です。ビギナーは、適切なタイミングで、適切なストロークができないため、後ろに座った経験者が指示を出し、前に座ったビギナーはその指示通りに漕ぐようにするわけです。経験者は的確な指示を出すと同時に、蛇行したり、不用意に回転したりした場合に、それを修正するストロークを担うことになります。

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カヌーへの乗り込み

カヌーの場合も、乗り込みの際の注意点はカヤックと同様です。初心者がひっくり返りやすいのは、やはり乗り降りのときです。基本は波の穏やかな場所に艇を浮かべて、低い姿勢で乗り込むようにすることです。艇を安定させるために、パドルをガンネルと岸の間に渡しておくと、さらに安心でしょう。ふたりで乗り込む場合は、ひとりが艇をつかんで安定させてやるといいです。先に乗り込んだ人は、パドルを川底につけるなどして、安定性を高めてあげましょう。

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カナディアン・カヌーを担ぐ

リバーカヤックよりも大柄で重量もあるカナディアン・カヌー(以下、カヌー)は、ふたりで運ぶのが一般的です。実際の旅では、艇以外にキャンプ道具などの荷物を積み込むことが多いでしょう。こんな場合は、艇内に荷物が入ったままの状態で、ふたりで運ぶほうが手間は省けるものです。しかし、慣れた人ならひとりで担ぐことも、さして大変なことではありません。カヌーの中央部にはヨークと呼ばれる横木が入っています。担ぎ上げるまでが大変ですが、これを肩に当てるようにして、前後のバランスをとりながら担げば、意外と楽に運べるものです。気をつけたいのは足元と、風にあおられることです。くれぐれも運搬中の事故には気をつけましょう。

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エスキモー・ロール

ひっくり返った際、艇から脱出せずに、そのまま起き上がるテクニックがエスキモー・ロール(以下、ロール)です。特別な技術と思いがちですが、基本を覚えてしまえば決して難しいテクニックではありません。的確な指導があれば、静水でのロールを一日たらずでマスターしてしまう人も少なくありません。これから実際のフィールドへと漕ぎ出していくわけですが、川の流れの中でも、海の上でも、艇から離れて泳ぐことがもっとも危険だといえます。PFDで浮力を確保しているとはいっても、一番浮力をもっているのは、ほかならぬ、自分が乗っている艇なのです。艇に乗ってさえいれば、ホールなどに入ったとしても、水中に引きずり込まれる可能性は格段に低くなります。加えて、流れの中で泳ぐことは、著しく体力を消耗します。つまり、ロールができれば、長時間、快適かつ安全にパドリングを楽しむことができるのです。まずは静水でマスターし、それができるようになったら徐々に流れのある場所で練習してみましょう。ロールには、スイープ・ロールのほかにもさまざまな方法がありますが、基本はブレードで確実に水キャッチし、それを支持にして腰を返すことで艇を起こすことです。慌てて頭や上半身を起こそうとせず、まずは腰の返しを使って艇を起こすことに意識を集中させましょう。

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ひっくり返ったときの対処法

カヌーは親水性のスポーツです。濡れることをいとわず、大いに水と親しむことが上達への第一歩です。沈(ひっくり返ること)をしても、ヘルメットやPFDを身に付けている限り、基本的には安心なのです。沈することを怖れていては、かえって体が畏縮してしまい、思い切ったパドリングができなくなります。沈するということは、どれだけバランスの限界に近づき、思い切った動作をしたかの証拠でもあります。「沈の数だけ上達は早い」のです。カヤックで沈した場合、まず艇から抜け出さなければなりません。最初のうちは焦ってしまうものですが、気持ちを落ち着けて確実な手順で脱出しましょう。艇から抜け出たら、艇を引っ張って岸まで泳ぎます。流水ではそんな余裕がないことも多々ありますが、今は静水での練習です。パドルを引き起こした艇のコクピットに差し込み、引っ張っていきましょう。引っ張りながら泳ぐ体力がなければ、岸に向かって艇を押しやりながら泳いでいけばいいでしょう。岸にたどり着いたら、艇の中に入ってしまった水を抜きます。これで完了です。

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いろいろなターン

直進している状態でスイープ・ストロークを入れれば、艇の向きは変わります。しかしそれだけでは、ボトムがフラットなリバーカヤックの場合、艇は横滑りしてしまいます。車でいうところのドリフト状態です。そこで、プレイスやラダー(舵)を入れて、艇をシャープにターンさせてやる必要性がでてきます。ローブレイスとスターン・ラダーは、外見的には非常に似ているものの、その意味は異なります。ローブレイス・ターンでは、ブレイスを入れたころがブレーキになり、それを支点として艇がスライドしながら回転します。当然、スピードは落ちますし、ターンの形状もスライドをともなうものとなりやすいのです。反面、ブレイスが支えとなってくれるため、バランスはとりやすいです。スターン・ラダーでは、ブレードを水面に当てるのではなく、差し込むようにします。これが船の舵と同様の役割をして、レールに乗ったようなシャープなターンを実現させてくれます。ブレーキがほとんどかからないため、スピーディーにターンできますが、反面、ブレードに体重を乗せるようなことはできないため、しっかりと艇の上でバランスをとっておかなければなりません。いずれの場合も、視線はカヤックを進めたい方向に向けておくのが基本です。上半身がターン内側にひねられることで、よりスムーズにターンできるようになります。

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リカバリーする

重心のバランスを崩したとき、艇を立て直すテクニックがリカバリーです。ローブレイスはブレードの裏側で水面を叩くようにし、艇を起こすキッカケとします。スイープ・リカバリーは、スイープ・ストロークをキッカケにして艇を起こすテクニックで、大きくバランスを崩したときなどは、こちらを多用します。いずれのテクニックも、ストロークのみで立て直すのではなく、膝の返しを利用して艇を起こすことがポイントです。傾いた側の膝を持ち上げるように腰を返す意識を持ちましょう。慌てて頭を先に起こそうとすると、艇の傾きは復元されず、さらにバランスを崩すことになってしまいます。まず艇を立て直すことに意識を集中させましょう。スイープ・リカバリーとハイブレイスでは、肘が肩より上に上がらないように注意が必要です。肘が伸びきった、バンザイのような姿勢になってしまうと、ブレードが受ける水圧に腕が耐え切れず、肩を脱臼する恐れがあります。ストロークする側の脇を締める意識で、腕が伸びきらない状態を保ってストロークしましょう。

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横に移動する

カヤックを真横方向に移動させる技術としてドロー・ストロークとスカーリングのふたつのストロークがあります。ドロー・ストロークは、艇の真横に差し込んだブレードを、手前(太ももの付け根あたり)へと引き寄せるテクニックです。上手をあまり動かさないで、支点にするつもりでストロークするのがポイントです。シーカヤックでは、スイープ・ストローク同様、ブレードを入れる側に艇を傾け、ボトムが滑りやすい角度をつくってあげることもポイントになりますが、フラットボトムのリバーカヤックでは、むしろリーンさせないほうが、ボトムがよく滑ってくれます。ボトム形状の違いによって、効率のよい操作方法が、若干異なることは覚えておきましょう。スカーリングはブレードを動かす方向に対して斜めにした状態で、左右に動かすストロークです。理論的に理解しにくいですが、斜めに取り付けられたプロペラの羽根が推進力を生む理屈と同じです。和船の櫓漕ぎも、これ同じ理論によって進んでいます。スカーリングも、ドロー・ストローク同様、上手を支点にしてストロークするのがポイントです。ブレードに角度をつけてストロークすること「スライス」などと呼びますが、イメージ的にはバターナイフでパンにバターを塗るような動きになります。スライスするといっても、確実に水をキャッチすることは意識しましょう。

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定位置で回転する

カヤックの向きを変えるには、ブレードで大きく弧を描くように動かす「スイープ・ストローク」を使います。このストロークはまた、ターンのキッカケのしても使われるし、リカバリーのテクニックにも対応できます。使用頻度が非常に高いストロークなので確実にできるようになるといいでしょう。「スイープ」とは「掃く」を意味する英単語ですが、その言葉どおり、箒で掃くよなつもりで水面を漕ぐのがコツです。前から後へと弧を描くように漕ぐストロークを「スイープ・ストローク」、逆に後から前へと弧を描くように漕ぐストロークを「リバース・スイープ・ストローク」と呼び、両者を連続して行なうことで、さらに急激に回転できます。これらのストロークに共通するポイントは、上半身のひねり、あるいはひねり戻しを使って漕ぐことです。スイープ・ストロークでは、ストロークをはじめるときの腕の構えを保つような意識で、ひねりを充分に使いながらストロークします。リバース・スイープ・ストロークでは、体をいったん後ろにひねり、そのひねり戻しを使いながらブレードを動かすといいです。いずれも、ストロークが終わったら、即座に視線を回転方向に向けるようにしましょう。視線を向けることで上半身も同じ方向にひねられ、それがスムーズな回転を続けることにつながるからです。

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パドリングの基本、キャッチの感覚を覚えよう

これから説明していくすべてのパドリング・テクニックの大基本となるのは「キャッチ」です。言葉通り、ブレードで水を「捉える」感覚です。ブレードを水の中に、シャフトの付け根まで垂直に入れ、ゆっくりと引いてみましょう。大きな抵抗感を感じるはずです。それが、ブレードが水を捉えている状態なのです。その状態で無理やり速いスピードで引くと、ブレードが左右にぶれてしまうはずです。これはブレードから水が逃げている状態なのです。くわえて実際のパドリングでは、慌ててストロークすると、ブレードが充分に水中に入っていなかったり、引く方向に対して斜めになってしまったりして、充分に水をつかむことが出来なくなります。ひとつひとつのストロークを、丁寧にゆっくりと行なってみなしょう。そのとき、足をしっかり踏ん張って、全身を使って漕ぐ意識をもつとなおいいでしょう。実際、完璧に水をキャッチしたブレードには、非常に強い抵抗力がかかり、腕だけで漕ぐのは難しいほどなのです。

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パドリング前進・後退

水面に出て実際にリバーカヤックを漕いでみると、「まっすぐ進まない」と感じるかもしれません。右側を漕げばカヤックは左を向き、左側を漕げばその逆を向きます。これは、リバーカヤックが操作性を重視してデザインされているためです。だからそうなって当然なのです。直進といってもバウを左右に振りながら進んでいると考えればいいでしょう。ただ、その振れ幅を一定に、かつ小さくしてあげたほうが、効率よく直進できる、ということになります。ポイントは左右均等の力で漕ぐように意識することのほかに、もうひとつあります。それはブレードが弧を描くのではなく、できるだけカヤックのそばをまっすぐに動くようにパドリングすることです。最初は慌てずに、ブレードの軌跡を意識しつつ、ゆっくりストロークしてみましょう。まっすぐ進ませるには視線も重要です。手元がどうしても気になりますが、行きたい方向を見定めて漕いぎましょう。蛇行しても気にしないくらい、大らかな気持ちで漕いでみるといいです。シーカヤックやフォールディング・カヤック、レジャーカヤックなどは、直進性が高いため、まっすぐ進ませることは比較的容易です。それでも、ポイントを意識することで艇をより効率よく進めることができます。

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パドルの持ち方とパドリングのポイント

ダブルブレード・パドルは、左右交互に漕ぎさえすればカヤックを進めることができます。効率をよくするポイントは、左右均等にパドルを握ることです。とても簡単なようですが、意識して行なうことで、カヤックをまっすぐ進めることがさらに容易になります。次に意識したいことは、腕の力だけで漕ごうとせずに、体全体を使うようにすることです。しっかりと水をとらえたパドルを引くには、かなりの力が必要です。上半身全体の筋肉を使うことで、強いパワーを長時間、かけることができるようになります。はじめてカヤックに乗ると、緊張感も相まって、グラグラと不安定な感じがするかもしれません。静水面にカヤックを浮かべたら、まずはリラックスしましょう。腰を中心にカヤックを左右に揺らしてみて、カヤックならではのバランスのとり方を体で覚えることが大事です。上半身を水面に対して垂直に保ったままできるようになるといいでしょう。

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カヤック出艇の手順

陸上でフィッティングを確認したら出艇です。カヤックへの乗り込みは、波の穏やかな場所にカヤックを置き、パドルなどで安定した状態を保ったまま行ないます。乗り込む時というのは、もっともバランスが悪い状態になるので、できるだけ低い姿勢を保つようにしましょう。カヤックの素材には、プラスチック(ポリエチレン)、FRP、布(フォールディング・カヤック)などがあります。プラスチック製のボートであれば、それほど気遣いはいらないですが、FRPや布は傷つきやすいので、艇を浮かべた状態で乗り込むほうがいいでしょう。乗り込んで、フィッティングを再確認し、艇を水面へと押し出したなら、パドリングの準備は完了です。

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カヤックフィッティング

長時間、コクピットに入っていることの多い、フォールディング・カヤックの川旅やシーカヤックでは、腰まわりを比較的ルーズにしておく人も多いですが、これは個人の好みや旅のスタイルにもよります。基本的には、やはりしっかりフィッティングをしたほうが、艇の操作はしやすくなります。最新のリバーカヤックは、フィッティング・システムを装備しているものが多いです。以前であれば、フォーム材を貼り付けるなどしなければなりませんでしたが、そういう手間は不要になってきています。各ボートのフィッティング・システムの説明書をよく読んで調整しましょう。対して、フォールディング・カヤックやシーカヤックでは、フィッティング・システムを装備してないものがほとんどなので、フィッティング・キットを取り付けたり、フォーム材を貼り付けたりする必要がでてきます。経験者のアドバイスをもとに、自分でフィッティングをしましょう。

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カヤックを選ぶ、カヤックに乗り込む

まず最初のステップは、カヤックを水際まで運ぶことです。カタログの数字だけを見ると、結構重そうなカヤックですが、担ぎ方を覚えてしまえば、楽に運ぶことができるのです。リバーカヤックにくらべて重量のあるシーカヤックは、ふたりで運ぶことをお勧めします。ふたりの場合は、カヤックの前後についたグラブループを持って運ぶようにしましょう。後の人は、足元がよく見えなくなるので、慌てず、急がず歩くといいです。水際に運んだら、カヤックに乗り込んでみましょう。大事なのはフィッティングです。カヤックをスキーブーツにたとえるなら、靴と足とがブカブカだと自在にスキーが操れないのと同じように、カヤックでも艇と体が一体になっていなければ、細かい体の動作が艇に機敏に伝わりません。コクピットの中に入る腰から下で、カヤックをしかっり支えることが重要です。腰まわり、太もも、つま先の部分を密着させるようにしましょう。

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